注目銘柄

    注目銘柄 2017/8/8 18:12
    (5631) 日本製鋼所 火砲製造の技術が活かされている名門企業
    4−6月売上は9.4%減の448億円、営業利益は32%増の47億3300万円、純利益は29.8%増の32億1500万円となった。売上高は、電力・原子力製品及び風力発電機器が減少したが、減価償却費の負担減でエネルギー事業ではわずかに黒字転換した。産業機械では、前年同期のレーザーアニール装置の大型受注が反動減となったものの、樹脂製造機械や成形機が増加し、コスト削減効果で12.7%の営業増益となっている。

    中間期売上は1050億円で据え置き、営業利益は65億円から80億円、純利益は40億円から50億円に上方修正した。通期も上期分を上乗せした。日本製鋼所といえば、室蘭製作所の原子炉圧力容器が有名だが、プラスチック・ゴム製造装置やプラスチック成形機に加えて、石油精製用圧力容器など資源開発関連も多い。高度な大型鍛鋼品製造技術には定評があり、今期は4期ぶりに黒字転換する。火砲システム、ミサイル発射装置など防衛機器も多く、防衛関連株の側面もある。元々兵器国産化を目指して戦艦主砲などを製造するため、室蘭に設立された企業で、射出成形機には火砲製造の技術が活かされている。

株式情報更新 (4月29日)


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