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アームが発表した新型CPUはイザナギチップのことなのか
結論から言えば、両者は密接に関連しているが、公式に「イザナギチップ=AGI CPU」と確認されたわけではない、というのが正確な整理だ。
まず今回の発表内容を確認すると、アームは2026年3月24日、同社初の自社開発チップとなるAIデータセンター向けCPU「Arm AGI CPU」を発表した。エージェント型AIワークロードの増大に対応するために設計されたもので、MetaやOpenAIなどの顧客に供給する。IPライセンスやコンピュートサブシステム(CSS)の提供を行ってきたアームが35年以上の歴史の中で初めて自社設計の完成品シリコンを直接提供する歴史的転換だ。TSMCの3ナノメートルプロセスで製造され、x86系CPU比でラック当たり処理性能を2倍以上に高めたとされ、2026年後半の本格展開を予定している。
一方の「イザナギ」は、2024年2月にBloombergが報じた、孫正義氏によるエヌビディア対抗のAI半導体ベンチャー構想(コードネーム・イザナギ)であり、最大1000億ドル規模の投資計画だった。プロジェクト名は日本神話の「いざなぎのみこと」と汎用人工知能の略称「AGI」を含むことに由来するとされる。
つまり「イザナギ」に含まれていた「AGI」が、今回そのままチップ名「AGI CPU」として表に出てきた形であり、命名の連続性は明白だ。実際、市場関係者の間でもアームの自前半導体開発と垂直統合は「ソフトバンクG戦略の結実」と位置付けられており、(9984)ソフトバンクグループが3月20日に発表した米オハイオ州での5000億ドル規模のAIデータセンター投資構想とも密接に結びついている。
ただし留意すべき点として、アーム自身は発表に際して「イザナギ」というコードネームには言及しておらず、2024年当時報じられた「アームを補完する別ベンチャーの設立」という形態とも異なる(今回はアーム本体による自社チップ事業化)。したがって、「イザナギ構想が形を変えてAGI CPUとして実現した」と解釈するのが実態に近く、報道ベースのコードネームと製品を同一視することは避けた方が無難だ。
まず今回の発表内容を確認すると、アームは2026年3月24日、同社初の自社開発チップとなるAIデータセンター向けCPU「Arm AGI CPU」を発表した。エージェント型AIワークロードの増大に対応するために設計されたもので、MetaやOpenAIなどの顧客に供給する。IPライセンスやコンピュートサブシステム(CSS)の提供を行ってきたアームが35年以上の歴史の中で初めて自社設計の完成品シリコンを直接提供する歴史的転換だ。TSMCの3ナノメートルプロセスで製造され、x86系CPU比でラック当たり処理性能を2倍以上に高めたとされ、2026年後半の本格展開を予定している。
一方の「イザナギ」は、2024年2月にBloombergが報じた、孫正義氏によるエヌビディア対抗のAI半導体ベンチャー構想(コードネーム・イザナギ)であり、最大1000億ドル規模の投資計画だった。プロジェクト名は日本神話の「いざなぎのみこと」と汎用人工知能の略称「AGI」を含むことに由来するとされる。
つまり「イザナギ」に含まれていた「AGI」が、今回そのままチップ名「AGI CPU」として表に出てきた形であり、命名の連続性は明白だ。実際、市場関係者の間でもアームの自前半導体開発と垂直統合は「ソフトバンクG戦略の結実」と位置付けられており、(9984)ソフトバンクグループが3月20日に発表した米オハイオ州での5000億ドル規模のAIデータセンター投資構想とも密接に結びついている。
ただし留意すべき点として、アーム自身は発表に際して「イザナギ」というコードネームには言及しておらず、2024年当時報じられた「アームを補完する別ベンチャーの設立」という形態とも異なる(今回はアーム本体による自社チップ事業化)。したがって、「イザナギ構想が形を変えてAGI CPUとして実現した」と解釈するのが実態に近く、報道ベースのコードネームと製品を同一視することは避けた方が無難だ。
