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    決算 2026/2/5 09:12
    (6723) ルネサスエレクトロニクス 最終赤字でも市場は前向き評価、26年入りの回復シナリオを織り込む動き
    (6723)ルネサスエレクトロニクスが2月5日に2025年12月期決算を発表した。売上収益は1兆3,212億円と前期比2.0%減、営業利益は2,011億円で同9.8%減となった。一方、最終損益はWolfspeed向け再建支援に伴う金融資産評価替えや為替影響により、約518億円の赤字に転落した。

    事業別では、産業・インフラ・IoT向けが堅調だった一方、自動車向け半導体は市場軟化の影響を受けた。営業利益が減少した背景には、販管費の増加もあるが、収益構造そのものの悪化というよりは、調整局面の色合いが強い内容だ。

    注目点は、同時に開示された2026年12月期第1四半期(1-3月)の業績見通しだ。Non-GAAPベースの売上収益は3,675億円〜3,825億円と、前年同期比で大幅な増収を見込む。売上総利益率は58.5%、営業利益率は32.0%と、収益性の明確な改善を示した。

    市場では、今回の最終赤字を構造問題ではなく一過性要因と受け止める向きが強い。とりわけ、26年初からの高い利益率ガイダンスは、在庫調整の進展と高付加価値製品へのシフトが進んでいることを示唆しており、評価見直しの材料となった。

    株価は決算発表後に急伸しており、PBR2倍台という水準も含め、業績底打ちを前提とした回復シナリオを市場が織り込み始めた局面といえる。今後は自動車向けの回復タイミングと、インフラ・産業向けの持続性が焦点となる。

株式情報更新 (2月5日)


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