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    マイクロンAI需要を背景に市場予想を大幅超過 強気見通しで株価急伸
    マイクロン・テクノロジーの株価が、17日の四半期決算発表後に大きく上昇した。AIデータセンター向けのメモリ需要が想定以上に強く、9〜11月期の売上高や利益が市場予想を大幅に上回ったことが投資家心理を押し上げた。特に高帯域幅メモリ(HBM)やデータセンター向けDRAMの需要が顕著で、AIインフラ投資がメモリ市場の構造的な追い風として働いていることが裏付けられた。

    同社が示した今後の業績見通しも強気で、次期四半期の売上高は市場予想を大きく上回るレンジを提示し、調整後の1株利益はアナリスト予想のほぼ2倍に達する水準となった。AI需要の強さが単なる一時的なサイクルではなく、長期的な成長ドライバーに転じつつあるとの見方が広がっている。

    株価は決算発表後に一時17%近く上昇し、引けにかけても2桁の上昇率を維持した。市場では、マイクロンが高付加価値メモリ製品の供給で優位性を強めつつあることや、今後の価格環境改善が収益力向上につながるとの期待が根強い。

    AI関連投資の勢いが確認されたことで、半導体メモリに加え、クラウドサービスやサーバー関連企業にも収益改善の期待が波及している。AIインフラ需要の継続性が示された今回の決算は、関連銘柄全体の投資テーマとしての重要性も改めて浮き彫りにした。

株式情報更新 (12月19日)


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