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(7013)IHIは、フィンランドの衛星運用企業と最大24基の小型衛星を調達・運用する契約を結んだ。新興宇宙企業の技術を取り込み、地球観測や通信分野での事業拡大を狙う。衛星の打ち上げと運用を含め、将来的に自社ネットワークを構築する計画だ。防衛や災害監視など政府需要を取り込むとみられる。
業績面では、航空エンジンのスペア部品販売が旺盛で、防衛装備や産業機械も堅調に推移。2026年3月期は売上高1兆6500億円、営業利益1500億円を計画し、いずれも過去最高水準となる見通しだ。為替の円高影響を吸収しつつ、車両過給機事業では価格転嫁が進み採算が改善する。最終利益は前期比6.4%増の1200億円を見込む。
財務基盤も着実に強化されており、前期に比べ純資産が増加。配当は80円(前期120円)を予定し、安定配当を維持する。10月には1株を7株に分割し、流動性向上と個人投資家層の拡大を図った。
IHIはエネルギー、航空、防衛に加え、宇宙・情報分野への進出を強める姿勢を鮮明にしている。衛星通信網を自社インフラとして整備できれば、防衛・災害対策を含む政府向けビジネスに一段の広がりが見込まれる。市場では「宇宙関連の新収益源が中長期の成長ドライバーになる」との見方が多い。
航空・防衛の堅調さに加え、宇宙事業の拡大で新たな成長段階に入る。高収益化と株式分割による需給改善が重なり、株価の上昇余地は大きいとみる。
業績面では、航空エンジンのスペア部品販売が旺盛で、防衛装備や産業機械も堅調に推移。2026年3月期は売上高1兆6500億円、営業利益1500億円を計画し、いずれも過去最高水準となる見通しだ。為替の円高影響を吸収しつつ、車両過給機事業では価格転嫁が進み採算が改善する。最終利益は前期比6.4%増の1200億円を見込む。
財務基盤も着実に強化されており、前期に比べ純資産が増加。配当は80円(前期120円)を予定し、安定配当を維持する。10月には1株を7株に分割し、流動性向上と個人投資家層の拡大を図った。
IHIはエネルギー、航空、防衛に加え、宇宙・情報分野への進出を強める姿勢を鮮明にしている。衛星通信網を自社インフラとして整備できれば、防衛・災害対策を含む政府向けビジネスに一段の広がりが見込まれる。市場では「宇宙関連の新収益源が中長期の成長ドライバーになる」との見方が多い。
航空・防衛の堅調さに加え、宇宙事業の拡大で新たな成長段階に入る。高収益化と株式分割による需給改善が重なり、株価の上昇余地は大きいとみる。