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(4043) トクヤマ JSRから体外診断薬事業を取得 半導体向け高純度薬品が業績牽引へ
(4043)トクヤマは、JSRから体外診断医薬品事業を取得すると発表した。医療分野への進出を加速させ、既存の化学品事業に加えて新たな収益源の確立を目指す。化学品ではカセイソーダや塩化ビニールなどの市況が海外で悪化し、利益を圧迫しているが、半導体製造装置に使用される放熱材料や、半導体製造向けの高純度化学薬品が堅調に推移しており、全体としては増収増益を見込む。
同社の2025年3月期は、売上高3,430億円、営業利益299億円、純利益234億円となり、前期比でいずれも増加した。2026年3月期は、売上高3,645億円、営業利益415億円、純利益290億円を予想しており、半導体関連製品の高付加価値化と医療分野の拡大が収益を押し上げる見通しだ。化学市況の不透明感が残る中でも、技術力を生かした高純度材料の需要は底堅く、次世代半導体の量産化に伴い成長余地は大きい。
財務面では自己資本比率が高く、キャッシュフローも安定している。株主還元については、2026年3月期に1株あたり120円の配当を計画し、前期の100円から増配を予定している。医療・半導体の両輪による構造転換を進める。
同社の2025年3月期は、売上高3,430億円、営業利益299億円、純利益234億円となり、前期比でいずれも増加した。2026年3月期は、売上高3,645億円、営業利益415億円、純利益290億円を予想しており、半導体関連製品の高付加価値化と医療分野の拡大が収益を押し上げる見通しだ。化学市況の不透明感が残る中でも、技術力を生かした高純度材料の需要は底堅く、次世代半導体の量産化に伴い成長余地は大きい。
財務面では自己資本比率が高く、キャッシュフローも安定している。株主還元については、2026年3月期に1株あたり120円の配当を計画し、前期の100円から増配を予定している。医療・半導体の両輪による構造転換を進める。