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2025/10/8 08:17
(4062)イビデンは、主力のICパッケージ基板でパソコンや汎用サーバー向けの需要が低迷したことから、2024年3月期以降は苦戦が続いていた。しかし、2026年3月期は生成AI(人工知能)サーバー向けの需要拡大が業績回復をけん引している。
同社は日、2026年3月期の連結純利益が前期比1%増の340億円になる見通しだと発表した。従来は減益を見込んでいたが、AIサーバー向け需要の伸長を受けて従来予想を60億円上回り、一転して増益予想に修正した。売上高や営業利益もそれぞれ上方修正しており、生成AIサーバー向けICパッケージ基板の受注が想定を超えて好調に推移している。
イビデンの主力事業である半導体関連部品は、これまでスマートフォンやPC向けに偏っていたが、AI向けの高密度・高放熱タイプ基板への転換が進んでいる。財務基盤は堅実で、2024年度には自己資本比率70%台を維持。安定したキャッシュフローを背景に、成長投資と株主還元の両立を図っている。
今後は、生成AIサーバー需要が当面の成長を支える一方、次世代パッケージ技術の開発をどれだけ早期に事業化できるかが課題となる。市場では「AI特需を持続的な収益モデルに転換できるかが試金石」との見方が強い。
同社は日、2026年3月期の連結純利益が前期比1%増の340億円になる見通しだと発表した。従来は減益を見込んでいたが、AIサーバー向け需要の伸長を受けて従来予想を60億円上回り、一転して増益予想に修正した。売上高や営業利益もそれぞれ上方修正しており、生成AIサーバー向けICパッケージ基板の受注が想定を超えて好調に推移している。
イビデンの主力事業である半導体関連部品は、これまでスマートフォンやPC向けに偏っていたが、AI向けの高密度・高放熱タイプ基板への転換が進んでいる。財務基盤は堅実で、2024年度には自己資本比率70%台を維持。安定したキャッシュフローを背景に、成長投資と株主還元の両立を図っている。
今後は、生成AIサーバー需要が当面の成長を支える一方、次世代パッケージ技術の開発をどれだけ早期に事業化できるかが課題となる。市場では「AI特需を持続的な収益モデルに転換できるかが試金石」との見方が強い。

