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2025/9/19 09:04
(3402) 東レ インド初の衣料縫製拠点をスリランカ企業と合弁設立
(3402)東レは、インドに衣類向けの縫製拠点を新設すると発表した。対象となるのはスリランカの衣料品製造会社との合弁会社で、稼働開始は2026年後半を見込む。成長が見込めるインド市場における初の衣類専門縫製拠点設置であり、同社はこれを大手顧客(ユニクロ)向け供給網強化の要と位置づける。
この拠点設立は、繊維・衣料品のサプライチェーン見直しや調達コスト上昇、地政学リスク分散の流れを背景とするもので、インドの人口増・所得水準上昇および政策的な製造業支援も後押し要因だ。東レは素材開発に強みを持ち、付加価値繊維・機能性素材の提供を通じて、単なる縫製だけでなく製品全体での差別化を図る可能性がある。
最新の決算見通しでは、2026年3月期通期の売上収益を2兆6,700億円、事業利益を1,500億円と予想している。繊維部門は約760億円の利益を見込む一方、機能化成品・炭素繊維複合材料などの非繊維部門は減益を想定しており、為替変動や米国関税措置の影響も織り込んでいる。配当は年間20円と、前期比で2円の増配を予定している。第一四半期実績では売上収益が5,958億円(前年同期比6.6%減)、事業利益は291億円(同20.9%減)だった。
この拠点設立は、繊維・衣料品のサプライチェーン見直しや調達コスト上昇、地政学リスク分散の流れを背景とするもので、インドの人口増・所得水準上昇および政策的な製造業支援も後押し要因だ。東レは素材開発に強みを持ち、付加価値繊維・機能性素材の提供を通じて、単なる縫製だけでなく製品全体での差別化を図る可能性がある。
最新の決算見通しでは、2026年3月期通期の売上収益を2兆6,700億円、事業利益を1,500億円と予想している。繊維部門は約760億円の利益を見込む一方、機能化成品・炭素繊維複合材料などの非繊維部門は減益を想定しており、為替変動や米国関税措置の影響も織り込んでいる。配当は年間20円と、前期比で2円の増配を予定している。第一四半期実績では売上収益が5,958億円(前年同期比6.6%減)、事業利益は291億円(同20.9%減)だった。

