注目銘柄

    【米国株式市況】
    ダウ工業株30種平均は続伸し、5営業日ぶりに史上最高値を更新した。背景には、米経済指標の改善と半導体株の上昇がある。米フィラデルフィア連銀が18日に発表した9月の第3連邦準備地区の製造業景況指数は総合で23.2となり、前月のマイナス0.3から急回復した。市場予想の2.5を大幅に上回り、製造業の持ち直しを示した。

    労働市場も堅調さを示している。新規失業保険申請件数は、13日までの1週間で前週比3万3000件減の23万1000件と改善した。失業保険受給者総数も192万人と7000人減少し、雇用情勢の底堅さを裏付けた。

    個別銘柄では、インテルが約1年2カ月ぶりの高値を付けた。エヌビディアから50億ドルの出資を受け、両社でデータセンターやパソコン向け半導体を共同開発すると発表したことが買い材料となった。エヌビディア株も一時3.9%高となり、市場全体を押し上げた。この動きに連動して半導体株全般が上昇し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3.6%高と堅調だった。

    製造業の改善と雇用環境の安定、さらに半導体分野での戦略的提携が投資家心理を押し上げ、米国株式市場を最高値更新へと導いた形だ。今後はFRBの金融政策動向と企業業績が市場を左右する展開が続く見通しだ。

株式情報更新 (9月18日)


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