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(6857) アドバンテスト 2nm対応CD-SEM投入で精度・市場シェア強化
(6857)アドバンテストは、回路線幅2ナノメートル級以降のフォトマスク製造に対応した高精度CD-SEM(E3660)の投入で、半導体微細化の要求に応える体制を強化した。E3660は前世代機に比べCD再現性を20%以上向上し、微細化が進むフォトリソグラフィ工程での精度管理を大きく引き上げている。フォトマスク精度の向上は、AI・高性能半導体の性能最大化や製造歩留り改善に直結するため、先端半導体メーカーからの需要増に繋がる意義は大きい。
同社のCD-SEM装置分野における世界市場シェアは主要5社の中でも上位に位置し、半導体試験装置全体で約58%と圧倒的首位を維持している。競合には日立製作所や米アプライドマテリアルズがあるが、2ナノメートル級への対応ではアドバンテスト強みが早くも顕在化している。
業績面では、2026年3月期に売上高8,350億円(前年同期比+7.1%)、営業利益2,300億円、純利益2,215億円(+37.4%)と過去最高益予想に上方修正済みだ。第1四半期は売上高2,638億円、営業利益1,240億円、純利益901億円とAI半導体向け需要が牽引役となっている。製造工程の多くを外部に委託する経営形態が強み。
同社のCD-SEM装置分野における世界市場シェアは主要5社の中でも上位に位置し、半導体試験装置全体で約58%と圧倒的首位を維持している。競合には日立製作所や米アプライドマテリアルズがあるが、2ナノメートル級への対応ではアドバンテスト強みが早くも顕在化している。
業績面では、2026年3月期に売上高8,350億円(前年同期比+7.1%)、営業利益2,300億円、純利益2,215億円(+37.4%)と過去最高益予想に上方修正済みだ。第1四半期は売上高2,638億円、営業利益1,240億円、純利益901億円とAI半導体向け需要が牽引役となっている。製造工程の多くを外部に委託する経営形態が強み。