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    決算 2019/5/14 21:37
    (4978) リプロセル 20年3月期は「受注拡大」「ステムカイマル」「iPS神経グリア細胞」
    リプロセルの2019年3月期経常利益は▲6.27億円となった。研究支援事業の利益は前期の▲1.73億円から0.85億円となった。18年4月に遺伝子解析を大量かつ高速で行う次世代シーケンシング受託ビジネスを開始。10月には遺伝子改変サービスを開始。ヒトiPS細胞由来の感覚神経細胞の開発にも成功し、受託製造サービスを開始した。

    メディカル事業の利益は前期の▲0.07億円から▲0.23億円となった。体性幹細胞製品「ステムカイマル」では治験計画届の審査が終了し、日本で第2相臨床試験の実施が可能に。治験を実施する医療機関と契約締結に向けた準備を進める。中枢神経系疾患に対するiPS細胞再生医薬製品として開発する「iPS神経グリア細胞製品」では、18年4月に米Qセラ社と合弁会社を設立。12月には湘南ヘルスイノベーションパークに入居。前臨床試験を実施する計画。

    2020年3月期経常利益は▲6.87億円を計画する。売上高は31.8%増の14.34億円を計画する一方、ステムカイマルの治験費用やiPS神経グリア細胞製品の研究開発費を計上する。

    メディカル事業では、日本、米国、欧州、インドの4拠点で受注を拡大。「ステムカイマル」では日本で第2相臨床試験に向けた準備を進める。「iPS神経グリア細胞」では、日本で横断性脊髄炎及び筋萎縮性側索硬化症(ALS)を対象とした早期の臨床試験開始を目指す。iPS細胞では、医療機関及び再生医療企業にライセンスする臨床用細胞をバンキングするビジネスを計画する。なお、新株予約権の発行で13.83億円を調達。iPS細胞由来神経グリア細胞への開発費に充当する。

    リプロセルの株価は2円安の238円で推移している。

株式情報更新 (4月30日)


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