株テーマ:宅配サービスの関連銘柄

ネット通販の急増で、ヤマト運輸が時間帯指定を見直すなど、働き方改革に乗り出した。ヤマト運輸の1月の小口貨物取扱実績は、宅急便が1億3984万9757個(前年同月比9.7%増)、今期累計は15億7775万2344個(8.4%増)と好調な数字だが、取扱量の増加は再配達負担など、セールスドライバーに過度な負担を強いていた。フルタイムで働くセールスドライバーは、再配達などでサービス残業が常態化しており、複数の支店で労働基準監督署から是正勧告を受けたこともある。

これを機会に全社で未払い調査を徹底し、最大で過去2年分の未払い分を3月給与に上乗せして支給する方針のようだ。営業所の事務職員などを含めると対象社員は7万6000人に及び、支払総額は数百億円規模となる見込み。遠州トラックはアマゾンから受注した幹線輸送が本格化。ファイズはアマゾンジャパンへの売上高が約70%を占めている。丸和運輸機関はアマゾンの当日配送サービスを業務委託されている。

物流中堅企業は大手のように値上げしないケースが多いが、センコーは企業間運送費を2018年4月から最大10%値上げする。数十億円の増収分は運転手の給与引き上げなどに充当する。センコーは2017年度に240億円を投じて物流倉庫を新設したが、今後はトラック運転手の採用を強化する。

セイノー HDのセブン専用宅配会社「GENie(ジーニー)」は、セブンイレブンのコンビニから最短30分で商品を届ける宅配サービスを受け持つ。ジーニーはこれまで買い物弱者のための買い物代行サービスを行っており、スタッフは軽バンを扱いやすい20台から40台の女性が多い。自宅で注文を受け付ける場合もあり、個人配送事業者よりも質が高いと言われている。

セイノー HDは、島根県雲南市及びエアロネクストと、ドローンを含む次世代高度技術活用により地域課題の解決に貢献する新スマート物流の構築に向けた連携協定を締結した。

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