株テーマ:トークン化預金の関連銘柄
トークン化預金関連株。トークン化預金は、銀行預金にブロックチェーンなどの技術を活用し、預金をデジタル上で取り扱えるようにしたもの。ステーブルコインと並び、新たなデジタル通貨の中核として注目を集める。
ステーブルコインは、既存の勘定系システムに大きく変更を加えることなく導入でき、金融機関にとって導入コストが低い一方、国や地域ごとの規制を個別検討する必要や、保有者への付利ができないことが課題として挙げられている。
トークン化預金は、リアルタイムな銀行勘定系との連携が求められるため、導入コストが大きい一方、法的整理がグローバルでも比較的容易で、各国での展開が実現しやすい。また、銀行預金として付利ができるという特徴がある。
■トークン化預金関連株の2026年の注目材料
・7182ゆうちょ銀行:2026年度中にトークン化預金の取扱い開始を検討
ゆうちょ銀行は、2025年9月にディーカレットDCPが提供するプラットフォームを利用し、2026年度中を目途にトークン化預金の取扱いを開始することを検討していると発表した。NFTやセキュリティトークンの取引に連動する決済手段の提供開始を検討している。
■トークン化預金関連株の注目トピック
・8377ほくほくFG:27年度中のサービス開始を目指す
ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行とディーカレットDCPは、2026年6月16日、ディーカレットDCPが提供する「DCJPYネットワーク」を活用したデジタル通貨決済事業の検討で基本合意書を締結したと発表した。銀行預金をデジタル化した「トークン化預金」の特性を最大限活用し、送金業務の事務負担軽減や特定商圏での利便性向上を図り、地域経済の生産性向上に寄与することを目指す。2027年度中のサービス開始を目標とする。
・6501日立製作所:トークン化預金を活用し、企業間取引を自動化する実証実験に成功
日立製作所は、2026年5月にトークン化預金を活用し、企業間取引における受発注から決済、会計まで一連の業務プロセスを自動化する実証実験に成功したと発表した。インボイスチェーン分科会の参加企業を中心とする9社が共同実施した実証実験で、日立製作所はブロックチェーンを生かし、これらの業務プロセスを統合する共通基盤「インボイスチェーン」の主要機能を開発・提供した。実証実験では、これまで多くの手作業が発生していた経理・財務部門の業務負荷の大幅な軽減と、将来的な完全自動化への可能性を確認したとしている。
・3774インターネットイニシアティブ
ディーカレットは、インターネットイニシアティブが筆頭株主のデジタル通貨事業を展開するフィンテック事業。ゆうちょ銀行のトークン化預金の取扱い開始の検討発表時には、インターネットイニシアティブの株価が+7.23%の2979円と材料視された。
・4499Speee
SPEEEは、2025年11月に子会社のDatachainでブロックチェーン技術を活用したトークン化預金事業を開始すると発表した。トークン化預金の社会実装に向けた技術・制度・運用の検討と実証を進める。





