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大相撲は、古事記や日本書紀にも記述される、日本古来の格闘技であり、神事としての側面も持ち、皇室との結びつきも深い。長い歴史の中で、武士の鍛錬や娯楽、江戸時代の興行文化など、様々な時代背景を受けながら、独自の文化と伝統を築き上げてきた。

相撲の起源は、神話時代まで遡り、力自慢による「力比べ」が起源とされる。古事記には、建御雷神と建御名方神が国譲りを賭けて相撲を取ったという記述がある。その後、奈良時代には宮中行事として天覧相撲が行われるようになり、武士の時代には鍛錬や精神修養の手段として取り入れられた。

江戸時代に入ると、相撲は興行として発展し、勧進相撲と呼ばれる形態で全国各地で行われるようになった。力士は職業として相撲を取るようになり、番付制度や土俵の形、勝負の決まり手など、現在の相撲の原型がこの時期に確立された。


明治時代以降、大相撲は近代化を図り、行司や呼び出しの装束や化粧、土俵の装飾など、伝統的な様式を守りつつも、様々な改革が進められた。また、外国人力士の活躍や海外巡業など、国際化にも積極的に取り組んでいる。


大相撲は、本場所と呼ばれる公式のトーナメントが年間6回開催される。本場所は場所15日間続く。その他、地方巡業や各種の招待試合なども行われている。

大相撲令和6年春場所で、新入幕で東前頭17枚目の尊富士が13勝2敗で初優勝を果たし、110年ぶりの新入幕優勝となった。