株テーマ:再エネ注目株の関連銘柄
2021年4月4日(日)時点の株テーマ「再生可能エネルギー」から今週の注目株ベスト5銘柄をピックアップ。
●6013タクマ
バイオマス発電プラントの建設工事や改良工事などを展開する。2020年度の経常利益予想は11.6%増の115億円で過去5年間と同水準である一方、中間期時点の増益率は2017年が2.8%増、2018年が4.6%増、2019年が5.5%減であるのに対し、2020年度は54.2%増と急上昇したことから、成長期待がある。
2021年3月期の経常利益は11.6%増の115億円を計画している。現在のところ新型コロナウイルスの影響はみられておらず、第3四半期以降もバイオマス発電プラントなどの受注を見込む。一方、影響がこれまで以上に深刻化した場合は、受注減や納期延長などの可能性があるとしている。
4-9月の経常利益は54.2%増の62億円、4-12月は34.1%増の89億円で進捗率は77.3%となっている。
●3150グリムス
エネルギーコストの削減提案や住宅用太陽光発電システムなどの販売、再生可能エネルギーの開発、電力小売りなどを展開する。経常利益は2017年は11億円、2018年は14億円、2019年は21億円で成長している。
2021年3月期の経常利益は6.9%増の23億円を計画する。新型コロナウイルスの影響で催事回数の減少による住宅用太陽光発電システム・蓄電池の販売減少や電力小売りで電力調達価格の上昇を織り込むものの、エネルギーコストソリューションの受注拡大で増益となる見通し。
4-6月は75.6%増の10億円、4-9月は58.1%増の16億円、4-12月は40.3%増の23億円で推移している。なお、足元での電力調達価格の高騰を踏まえ、電力調達価格の高騰が業績に与える影響を精査し、業績予想の修正が必要になった場合は速やかに開示するとしている。
●2432ディーエヌエー
ディーエヌエーはゲーム向けAIを応用し、再生エネルギーの発電量を予測し、需給を調整することで、仮想発電所(VPP)市場への参入を目指している。
●3825リミックスポイント
2018年11月に住宅用再生可能エネルギーのFITの契約期限切れによる大量の余剰電力を集約して活用する新たなサービスの策定を開始。VPPを構築し、一般家庭や電力需要家、太陽光発電メーカーなどを巻きこんんだエネルギーコンソーシアムを構築し、新たなエネルギービジネスの創出を目指す。
●6302住友重機械工業
再生可能エネルギー関連では、バイオマス発電設備の製造・販売・運転業務・アフターサービスなどを展開する。バイオマス発電設備を含む環境・プラント部門は、国内や欧州でのバイオマス発電設備の大型案件受注などで好調。