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    英Armが目指す自社AI半導体とは
    Armはこれまで他社にプロセッサ設計を供与するライセンスビジネスが中心だったが、近年はAI分野において自社開発の半導体に踏み出している。特にデータセンター向けのAI対応サーバーCPUを設計・提供する計画を進めており、従来のビジネスモデルから大きな転換となる。

    これにより、エヌビディアアップルなどの既存顧客と一部競合する可能性もある。さらに、ソフトバンクグループが推進する大規模AIインフラ構想「Stargate」の中核技術パートナーとしての役割も担う。

    進捗予定
    2025年春:AIチップ部門でのプロトタイプ完成を予定
    2025年夏:第1弾の自社製サーバーCPU発表見込み
    2025年秋以降:TSMCなどによる量産開始を計画

    スケジュール通りに進めば、2025年春に試作機、夏に製品発表、秋から冬にかけて量産を開始する見込み。2025年内には商用化フェーズへ移行すると予想されるが、1年程度後ろ倒しの可能性もある。

    短期的には開発費増で利益率の希薄化リスクがある一方、データセンターでのArm比率上昇を梃子に中長期の収益源多角化が進む可能性が高い。データセンター側では、Arm Neoverseの浸透が加速し、ハイパースケーラー向け計算資源に占めるArm比重が高まる見通しだ。巨大AIデータセンター構想「Stargate」でも計算基盤の主導権を取りにいくシナリオが浮上する

株式情報更新 (8月13日)


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