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    パウエルFRB議長、利下げに慎重姿勢を示す
    米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、今後の利下げに対してより慎重な姿勢を示した。12月4日の講演で、米国経済が堅調な成長を続けており、インフレ鈍化の勢いが再び停滞する可能性があると指摘した。

    パウエル議長は「インフレがやや高めに推移している」と述べ、「良いニュースは、中立金利を見出す過程でより慎重になる余裕があることだ」と強調した。これは、連邦公開市場委員会(FOMC)が政策決定を事前に定めたコースに沿って行うのではなく、データに基づいて判断することを改めて示したものだ。

    この発言は、12月のFOMC会合での利下げの可能性を完全に否定するものではない。しかし、今後の政策の方向性と適切なペースを見出すための議論がより困難になる可能性を示唆している。

    市場では、12月の会合で25ベーシスポイントの利下げが行われる可能性が依然として残されているとの見方が広がっている。ただし、パウエル議長の慎重な姿勢は、FOMCが経済データを注視しつつ、慎重に政策を進めていく姿勢を示したものと受け止められている。

    この発言を受け、金融市場では今後の金融政策の見通しに関する不確実性が高まっている。投資家や市場参加者は、今後発表される経済指標や雇用統計などに一層注目することになりそうだ。

株式情報更新 (6月11日)


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