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    注目銘柄 2024/3/27 06:28
    (6702) 富士通 AIで薬の標的たんぱく質の体内状態を10倍速く予測
    富士通と理化学研究所は共同で、AI技術を活用し、薬が標的とするたんぱく質の体内状態を従来の10倍以上の速さで予測する技術を開発した。

    この技術は、クライオ電子顕微鏡で撮影したたんぱく質の静止画をAIで学習し、動きのある立体構造として再現する「生成AI」技術を基盤としている。従来のシミュレーション技術では計算に時間がかかり、創薬の効率化が課題となっていたが、今回の技術開発により、薬の開発期間短縮に大きく貢献することが期待される。

    これまでは専門家が大量の電子顕微鏡画像を分析し、立体構造を予測していた。たんぱく質の動きまで正確に予測するのは難しかった。富士通は25年3月期中にも生成AI技術を活用した実証実験を始める。創薬分野の生成AIの市場規模は、32年に14億1783万ドル(約2100億円)と、22年の11倍に増えると予測されている。

株式情報更新 (12月2日)


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