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    2023/8/14 10:37
    (4503) アステラス製薬 細胞医療製品を双腕ロボットで量産
    アステラス製薬は、製造技術検証用の双腕ロボット「Maholo(まほろ)」を公開し、2026年ごろにMaholoで製造した治験薬の供給を目指す。細胞医療製品は、患者自身の細胞を用いる自家細胞製品と他家細胞製品があるが、アステラス製薬は、オーダーメイド品として高コストになりがちな自家細胞製品ではなく、大量生産によってコスト削減が可能になる他家細胞製品の開発に注力している。Maholoは安川電機グループのロボティック・バイオロジー・インスティテュートが開発した。

    一般的な他家細胞の細胞医療製品は、iPS細胞ES細胞などの出発細胞を増殖させ、治療に適した細胞を選別するという工程を経る。職人技を持つ作業員が必要であり、さらに製造期間も数週間~数カ月と長期にわたる。Maholoの運用事例では、一般的な作業者では50%程度でしか成功できない精緻さが求められるプロトコルについて、80~90%の確率で安定して成功させられるという。細胞医療製品の開発期間を最大で数カ月短縮することも可能で、この場合1製品当たり約40億円の利益を生み出す。

株式情報更新 (5月6日)


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