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    2023/6/6 10:38
    (6506) 安川電機 ロボティクス技術の融合により、植物工場の完全自動化
    安川電機は、米Oishii社と資本業務提携した。植物工場業界を牽引するOishiiは、昨年5月に世界最大のいちごの植物工場をオープンし、米国の大手高級スーパー「ホールフーズ」での販売も開始した。日本の伝統技術である施設園芸を活かした植物工場で、いちごの栽培に高度な自動化と機械化を活用する事で作業効率が大幅に改善されている。いちごの新品種に加え、トマト、メロンなど新たな作物の開発を進めている。

    安川電機は、工場自動化技術を農業・食品分野に活用する取り組みを強化しており、グループ会社のFAMSでは、植物工場システム「アグリネ」を開発・販売している。今回の資本業務提携では、Oishii社が今後建設予定の工場で行う全行程(播種・育苗~収穫・検査~箱詰め・出荷)の自動化の取り組みに対して、安川グループがもつロボットなどの製品およびソリューションを提供していく。

    「アグリネ」は、水耕栽培とLED照明を組み合わせたシステムで、水と光を制御することで、一年中、安定した品質の野菜を栽培することができるが、Oishiiの植物工場は、生産量が年間約1億本、生産コストは従来のトマト生産の約10分の1と、質量ともに抜きん出ている。株価に爆発的なインパクトはないが、安川電機は工場自動化で新しい分野を開拓する。

株式情報更新 (5月4日)


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