新光電気工業は通期経常利益を110億円から147億円と33.6％上方修正した。テレワークやオンライン学習、5Gの実用化などを背景に、サーバーやパソコン向けにフリップチップタイプパッケージの受注が好調に推移することが見込まれることや、大型設備投資したフリップチップタイプパッケージの生産ラインが10月から稼働を開始することから、順次寄与することが見込まれる。

また、2021年3月期第2四半期(4-9月)の経常利益は83億円となった(前期は▲5.24億円)。

フリップチップタイプパッケージがデータセンター用のサーバー向けやパソコン向けで好調。セラミック静電チャックは半導体製造装置の旺盛な需要で受注が大幅に増加。プラスチックBGA基板は先端メモリー向けの新ラインの稼働を開始したことなどが寄与した。

新光電気工業の株価は1円安の1909円で推移している。