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    決算 2020/5/27 20:36
    (4202) ダイセル 20年3月期経常利益は40.5%減 21年3月期は38.6%減を計画 自動車・スマホ向け需要減
    ダイセルの2020年3月期経常利益は40.5%減の317億円となった。中国の景気減速や自動車エアバッグ用インフレーターの他社リコール代替品供給の終息に伴う販売品種構成の変化などの影響を受けた。また、第4四半期の新型コロナウイルスの影響で中国での需要が減少した。

    セグメント別では、セルソース事業部門の営業利益は28.3%減の114億円。酢酸セルロースでたばこフィルター用途や液晶表示向けフィルム用途の販売数量が減少した。

    有機合成事業部門の営業利益は29.8%減の101億円。主力の酢酸及び合成品が市況の下落や中国景気の減速の影響から国内外の販売数量が減少した。

    合成樹脂事業部門の営業利益は2.5%減の201億円。エンジニアリングプラスチック事業などで中国の景気減速による自動車生産台数の減少やスマートフォンの需要低迷、新型コロナウイルスの影響で販売数量が減少した。

    2021年3月期は38.6%減の195億円を計画する。新型コロナウイルスの影響で自動車の世界的な減産やスマートフォンの生産台数が大幅に減少するなど、需要の減少を見込む。

    新型コロナウイルスの影響では、上期に国内外の経済活動が大幅に制約を受けるものの、下期以降に徐々に回復する前提としている。

    ダイセルの株価は29円高の1000円で推移している。

株式情報更新 (4月16日)


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