21年3月期売上を1711億円（前期1483億円）、営業利益を107億円（同32億円）、じゅんりえきを70億円（同26億円）と開示した。前期は赤字だった中間期から黒字予想となっており、５Ｇの実用化やデータセンター向けサーバー需要が旺盛のようだ。サーバー向け高性能半導体に向けて、大型設備投資を実施してきたフリップチップタイプパッケージの生産ラインが年後半に稼働することが大きい。フリップチップ技術はＩｏＴデバイスに最適と言われている。さらにテレワークやオンライン学習の需要増でパソコン向けでも売上が増加する見込み。

先端メモリー向けプラスチックＢＧＡ基板についても新ラインが稼働し、半導体製造装置市場向けのセラミック静電チャックも受注が増加するとしている。データセンター関連と言うこともあり、業績回復は予想されているが、市場コンセンサスを若干上回っている。