注目銘柄

    アーム・レネ・ハースCEO 時価総額2兆ドル達成で最大8億ドルの成果報酬】
    英国ケンブリッジに本社を置き、米ナスダックに上場する半導体IPコア設計大手のアーム(Arm Holdings)は、レネ・ハースCEO(63)に対し、時価総額の段階的な達成目標に連動した大型株式報酬プランを提案した。最大報酬額は8億ドル(約1,160億円)に上り、英国を代表するテクノロジー企業として過去最大級の成果報酬スキームとなる。

    報酬の骨格は「バリュー・クリエーション・プラン」と呼ばれる長期インセンティブで、ハースCEOが5年間で最大42万5,000株の付与を受ける仕組みだ。具体的な条件は3段階に設定されており、2029年末までに時価総額1兆ドルを達成すれば付与株式の4分の1、2030年末に1.5兆ドルで追加の4分の1、そして2031年3月末に2兆ドルという最終目標をクリアすれば残り半数の株式が解放される。足元のアームの時価総額は約3,770億ドルであり、最終目標は現在の5倍超に相当する野心的な数値だ。

    年次株式報酬の上限も引き上げられ、業績連動ベースでの付与上限が従来の基本給の125%から200%に拡大された。直近の年度報酬が6,000万ドルを超えるハースCEOにとって、プランが満額実行された場合、累計受取額は10億ドルを優に超える計算となる。

    アームは同スキームについて「時価総額マイルストーンが要求する大規模な価値創造を適切に反映したもの」と説明している。AIデータセンター向けプロセッサーへの本格参入を宣言し、独自設計のAGI CPUの量産を2026年内に予定するアームにとって、このインセンティブ設計は経営トップの意欲と株主利益を一致させる戦略的布石といえる。

株式情報更新 (6月3日)


会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方