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    決算 2026/5/13 06:04
    (7011) 三菱重工業 防衛原発データセンター需要が三重奏、来期も最高益射程
    三菱重工業(7011)が2026年5月12日に発表した2026年3月期の連結決算は、売上収益が前期比14.1%増の4兆9,741億円、事業利益が同21.8%増の4,322億円、親会社帰属の当期利益が同35.3%増の3,321億円となった。受注高・事業利益・当期利益・フリーキャッシュフローの4項目が過去最高を更新した。

    増益の牽引役はエナジーと航空・防衛宇宙の両セグメントだ。エナジーでは、データセンターを中心とした旺盛な電力需要を背景に大型ガスタービン(GTCC)の受注が急増し、当期の受注高は前期比80%増の2兆6,526億円と過去最高を記録。受注残高は5兆円を超えた。原子力も国内軽水炉や燃料サイクル関連が伸び、売上収益は前期比21%増の3,611億円に達した。航空・防衛宇宙セグメントは豪州向けフリゲートをはじめとする大型案件の工事進捗が加速し、売上収益が前期比38%増の1兆3,938億円、事業利益は同52%増の1,515億円と大幅な増収増益を記録した。

    一方、スチームパワー事業では一部工事で損失が発生し、電源システムソリューション事業ではのれん減損300億円を計上した。前期に計上した土地売却益640億円の反動減も下押し要因となったが、GTCCや原子力、防衛宇宙の好調がこれらの負担を吸収した。

    フリーキャッシュフローはGTCCを中心に前受金の入金が先行し、前期比5,506億円増の8,934億円と過去最高を記録した。年間配当は従来予想の24円から1円上乗せし25円(前期23円)とする。

    2027年3月期の連結業績見通しは、売上収益5兆4,000億円(前期比8.6%増)、事業利益5,400億円(同24.9%増)、当期利益3,800億円(同14.4%増)。受注残高が13兆2,376億円に積み上がっており、防衛・原子力・GTCCの三本柱が利益拡大を引き続き支える構図だ。配当は1株当たり29円(前期比4円増)を予定する。

株式情報更新 (5月18日)


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