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【世界PMI】52.4に減速、円高圧力と日本株への逆風
S&Pグローバル総合PMI速報値は52.4と前回53.0から0.6ポイント低下し、3か月連続の減速となった。50を上回り拡大基調は維持したものの、勢いの鈍化は明確だ。市場では世界景気の減速懸念が再燃したと評価されている。本質は製造業の回復ペースが想定より緩慢で、サービス業も力強さを欠いている点にある。この結果、リスクオフの資金フローが加速し、安全資産である円が買われる展開となった。ドル円は円高方向に振れ、日本株には逆風が強まっている。一方で52台の水準は依然として拡張局面を示しており、過度な悲観は不要との見方もある。しかし投資家心理の冷え込みは否定できず、特に輸出関連銘柄への売り圧力は継続する公算が大きい。長期金利は低下し、金融株にも重石となっている。焦点は今後発表される各国の個別PMIに移る。特に米国と欧州の詳細データが世界景気の実態を見極める鍵となり、次回の本格PMIでの反転が日本株反発の条件となろう。
