注目銘柄

    決算 2026/2/10 15:47
    (5714) DOWA HD 最終利益を大幅上方修正 特別利益と株主還元強化が焦点
    (5714)DOWAホールディングスは、2026年3月期通期の連結業績予想を上方修正した。売上高は7,100億円、営業利益は270億円、経常利益は450億円、最終利益は540億円を見込む。前回予想と比べ、売上高は140億円増加し、最終利益は230億円の大幅な上方修正となった。一方、営業利益はデリバティブ評価損の影響で15億円の下方修正となっている。

    業績修正の背景として、情報通信関連製品の販売が想定を上回って推移している点に加え、為替の円安進行や金・銀・白金族金属など貴金属価格の上昇が挙げられる。第3四半期までの貴金属相場上昇に伴い、製錬部門でデリバティブ評価損失を計上したものの、経常利益段階では海外亜鉛鉱山における持分法投資利益の増加が下支えとなった。

    最終利益については、第4四半期に持分法適用関連会社の株式譲渡に伴う投資有価証券売却益として、約230億円の特別利益を計上する見通しである点が大きい。これが最終利益の大幅な上振れ要因となった。

    セグメント別では、環境・リサイクルが安定的に推移したほか、電子材料は情報通信向け需要の回復で赤字幅が縮小した。一方、製錬部門は貴金属価格変動に伴う影響を受け、利益面で振れが大きくなっている。

    株主還元も強化する。年間配当予想は従来の183円から318円へと大幅に引き上げた。このうち218円は普通配当、100円は株式譲渡益を原資とした特別配当となる。また、自己株式取得として、最大123万株、取得総額100億円を上限とする自社株買いも決定した。

    市場では、本業の収益力に加え、特別利益を活用した大胆な株主還元策をどう評価するかが焦点となる。金属価格変動リスクは残るものの、資本効率改善を強く意識した決算内容として、短期的には株価を下支えする材料になりやすい局面といえそうだ。

株式情報更新 (2月11日)


会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方