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2026/2/3 11:34
(6902) デンソー 売上は伸びるが利益は削られる構図が鮮明に、米国関税とコスト高が重荷となったデンソーの26年3月期業績修正
(6902)デンソーは2026年3月期通期の連結業績予想を修正した。売上収益は7兆4200億円と前回予想から上方修正した一方、営業利益は5350億円と下方修正し、増収減益の構図が明確になった。数量面では主要顧客の車両販売増加や価格転嫁が進むが、収益性では外部環境の逆風が強まっている。
第3四半期累計の実績は、売上収益が5兆4955億円、営業利益が3759億円、最終損益は3088億円だった。売上は前年同期比で増加したものの、営業利益と最終損益は減益となり、利益面の鈍化が確認された。合理化努力や操業度差益は一定の下支えとなったが、米国関税の影響や部材費高騰、将来に向けた先行投資が利益を圧迫した。
通期見通しでは、売上収益を引き上げた一方で、営業利益、税引前利益、最終損益はいずれも引き下げた。会社側は第4四半期の為替前提を1ドル155円、1ユーロ180円とし、為替影響を一定程度織り込んだとしているが、コスト上昇分を完全には吸収し切れていない。数量と売上の強さに対し、利益の伸びが伴わない点が今回の修正の核心だ。
市場では、電動化や先進運転支援関連の中長期成長ストーリー自体に大きな変化はないとの見方が多い。一方で、短期的には関税やコスト環境の不透明感が残り、利益回復のタイミングが後ずれする可能性が意識されやすい局面だ。今後は価格転嫁の進捗やコスト構造改革がどこまで進むかが、株価評価の分岐点になるとみられる。
第3四半期累計の実績は、売上収益が5兆4955億円、営業利益が3759億円、最終損益は3088億円だった。売上は前年同期比で増加したものの、営業利益と最終損益は減益となり、利益面の鈍化が確認された。合理化努力や操業度差益は一定の下支えとなったが、米国関税の影響や部材費高騰、将来に向けた先行投資が利益を圧迫した。
通期見通しでは、売上収益を引き上げた一方で、営業利益、税引前利益、最終損益はいずれも引き下げた。会社側は第4四半期の為替前提を1ドル155円、1ユーロ180円とし、為替影響を一定程度織り込んだとしているが、コスト上昇分を完全には吸収し切れていない。数量と売上の強さに対し、利益の伸びが伴わない点が今回の修正の核心だ。
市場では、電動化や先進運転支援関連の中長期成長ストーリー自体に大きな変化はないとの見方が多い。一方で、短期的には関税やコスト環境の不透明感が残り、利益回復のタイミングが後ずれする可能性が意識されやすい局面だ。今後は価格転嫁の進捗やコスト構造改革がどこまで進むかが、株価評価の分岐点になるとみられる。

