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2025/11/11 08:08
(6753) シャープ 一転増益へ PC駆け込み需要で通期47%増益見通し
(6753)シャープは10日発表した2026年3月期第2四半期(4~9月)の連結決算で、純利益が前年同期比98%増の454億円となった。営業利益は289億円(前年同期は4億円)と黒字転換。PC事業での駆け込み需要やコスト削減が奏功した。売上高は9,503億円で前年同期比13%減となったが、収益性は大幅に改善した。
通期見通しでは、売上高を1兆8,700億円(前期比13%減)と据え置いた一方、営業利益を従来予想の300億円から450億円に、純利益を320億円から530億円へそれぞれ上方修正した。最終利益は前期比47%増となる見通し。PC需要の回復やディスプレイ事業の構造改革効果が反映された。
財務基盤の改善も進み、自己資本比率は14.6%(前期末10.5%)まで回復。大型設備投資を抑制し、アセットライト化を推進する。ブランド事業ではスマートライフ・スマートワークプレイス両分野でグローバル展開を強化する方針だ。
市場では「再建軌道入りが鮮明になった」との見方が出ている。半面、円高進行や部材価格上昇が懸念材料として残る。PC事業や事業構造改革効果で収益改善は明確だが、売上減少と為替リスクを考慮し、株価上昇余地は限定的とみる。中期的にはディスプレイ事業の再建進度が焦点となる。
通期見通しでは、売上高を1兆8,700億円(前期比13%減)と据え置いた一方、営業利益を従来予想の300億円から450億円に、純利益を320億円から530億円へそれぞれ上方修正した。最終利益は前期比47%増となる見通し。PC需要の回復やディスプレイ事業の構造改革効果が反映された。
財務基盤の改善も進み、自己資本比率は14.6%(前期末10.5%)まで回復。大型設備投資を抑制し、アセットライト化を推進する。ブランド事業ではスマートライフ・スマートワークプレイス両分野でグローバル展開を強化する方針だ。
市場では「再建軌道入りが鮮明になった」との見方が出ている。半面、円高進行や部材価格上昇が懸念材料として残る。PC事業や事業構造改革効果で収益改善は明確だが、売上減少と為替リスクを考慮し、株価上昇余地は限定的とみる。中期的にはディスプレイ事業の再建進度が焦点となる。

