注目銘柄

    核融合CFSに日系コンソーシアム等が総額1,184億円出資
    米Commonwealth Fusion Systems(CFS)が実施したシリーズB2ラウンドの資金調達で、三井物産や三菱商事、(9432)NTTなど日系企業12社が参加するコンソーシアム等から、総額8億6,300万ドル(約1,184億円)が供給された。核融合発電の商業化に向けた動きが加速している。

    CFSは高温超電導磁石の技術進展を背景に、2026年までに米マサチューセッツ州デベンズで核融合実証機「SPARC」を構築する計画だ。またバージニア州チェスターフィールドで世界初となる送電網規模の核融合発電所「ARC」の建設も進めており、2030年代前半には商用発電による送電網への電力供給開始を目指している。なお、CFSの主要投資家であるGoogleは、ARC発電所の電力の半分を購入予定となっている。

    今回の資金調達には(8031)三井物産、(8058)三菱商事、(9432)NTT、(5803)フジクラ、(9503)関西電力、JERA、(1963)日揮、(8801)三井不動産、(9104)商船三井、三井住友銀行、三井住友信託銀行、日本政策投資銀行の12社が名を連ねる。国内大手の電力・金融・商社が一堂に会し、次世代エネルギーへの期待が高まる状況だ。核融合を巡る関連銘柄は今後も注目度が増す可能性がある。

株式情報更新 (9月2日)


会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方