三菱化工機は、2020年11月30日、水素を取り込む性質の合金である
水素吸蔵合金を用いた吸蔵合金水素圧縮機を開発し、試験運転に成功したと発表した。
高品質で低コストな水素供給設備の開発に取り組んでおり、開発した吸蔵合金水素圧縮機は従来の機械式圧縮機に比べて昇圧に関する機械的な駆動部分が不要になることによるメンテナンス費の削減や比較的低い温度差で水素を昇圧できるため、廃熱等が利用でき、運転費の低減も期待できるとしている。
今後は、
水素吸蔵合金量の増加などによるスケールアップも検討し、早期の吸蔵合金水素圧縮機の実用化を目指す。
三菱化工機の株価は56円安の2245円で推移している。