注目銘柄

    注目銘柄 2019/10/4 17:07
    (6778) アルチザネットワークス ☆株価上昇が継続 5G基地局
    アルチザネットワークスの株価が上昇している。2019年10月3日、米サプライマネジメント協会(ISM)の9月の製造業景況感指数が低水準だったことをきっかけに、日経平均株価は400円超下落したが、アルチザネットワークスの株価は50円高と上昇。本日(10月4日)も一時172円高の1563円まで上昇し、終値は135円高の1526円となった。アルチザネットワークスの株価は、2019年7月期の決算発表をきっかけに9月8日にストップ高し、その後も上昇を続けている。


    ■業績への期待感 増配も
    アルチザネットワークスの2020年7月期の業績は、経常利益で238.8%増の2.25億円と大幅増益を計画する。2019年7月期は5G研究開発用途向けテストソリューションの販売が増加した。

    2020年7月期も5G向け製品やテストソリューションを中心に拡販。海外向けにも5G製品の販売開始することなどが寄与するとしており、今後の成長が期待される。また、年間配当予想も0円から3円への増配を計画している。


    ■5G基地局関連の動き
    アルチザネットワークスの主力は携帯電話基地局向けの計測器であることから、5G基地局の動きをみてみると、NTTドコモは5Gに2023年までに1兆円規模の設備投資をする方針。7月30日に、NECはNTTドコモに5G基地局向けアンテナの納入を開始したと発表し、5G基地局の設置が本格化した。また、AGCと共同開発の窓を基地局化する5G対応のガラスアンテナも2020年中のサービス開始を予定している。

    KDDIは、9月30日に5Gの第1号基地局を設置した。5Gの2020年3月の商用サービス開始に向け、基地局設置を順次開始し、2021年度に1万662局、2023年度末までに5万3626局を展開する計画で動いている。

    ソフトバンクは、全国約1万1000局の整備を2022年度末に終える方針であるもよう。楽天もNECとクラウド技術を使ってコストを抑えた基地局向けの無線アンテナを共同開発し、2024年度までに全国1万6000か所で展開する計画となっている。


    良好な業績見通しと5G基地局の設置本格化から、今後のアルチザネットワークスに注目しておきたい。

株式情報更新 (4月26日)


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