第1四半期にあたる3－5月売上は0.3％減の542億円、0.1％減の11億円、純利益は1％減の7億円となった。減収減益ながら上期営業利益計画の16億円に対しては、68％の進捗率となり、復調の気配がある。セブンイレブン向けの弁当が主力で知られるが、国内売上は微減、米国子会社の売上増加で、営業利益は23.1％回復している。人件費は増加しているが、商品規格の見直しも寄与している。

また埼玉県の入間工場を20年1月に閉鎖し、物流拠点に転用する計画は、19年10月に前倒しする。他工場への生産移管が想定より早く進んでおり、これも収益向上要因となりそうだ。安値圏の揉み合いを脱する可能性も出ている。わらべや日洋 ＨＤの株価は、47円高の1819円。