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    アップル決算が「強すぎる」──iPhone復活と中国急回復で市場の懸念を一掃
    Apple Inc.の2026年9月期第1四半期決算は、売上高・利益ともに市場予想を明確に上回る内容となった。EPSは2.84ドルと予想の2.68ドルを超過し、売上高も1,437.6億ドルとコンセンサス(1,384.8億ドル)を大きく上回った。数量面の回復に加え、価格とミックスの改善が同時に進んだ点が評価できる。

    事業別ではiPhoneが最も注目される。売上高は852.7億ドルと前年同期比23.3%増となり、更新サイクルの回復に加え、平均販売単価の上昇が寄与した。Servicesは300.1億ドルと高水準を維持し、前年同期比13.9%増と堅調に推移した。ハード依存度を下げ、安定収益を積み上げる戦略が着実に成果を上げている。

    地域別ではGreater Chinaが255.3億ドルと前年同期比37.9%増と大きく伸長した。中国需要への懸念が後退し、これまで重しとなっていた地政学・需要減速リスクに対する市場の見方が改善した点は大きい。

    収益性も一段と改善している。粗利益率は48.2%と前年同期から1.3ポイント上昇し、サービス比率の上昇と製品ミックス改善が寄与した。営業キャッシュフローは539.3億ドルと前年同期比80.2%増となり、圧倒的なキャッシュ創出力が改めて示された。

    市場では、成長率・利益率・キャッシュフローの三点が同時に強化された決算としてポジティブに受け止められている。時間外取引で株価が上昇したのも自然な反応だ。今後はAI機能を軸としたソフトウェア戦略が、iPhoneの更新需要とServices成長をどこまで後押しできるかが焦点となる。高水準の利益率を維持したまま成長を継続できるかが、株価の次の評価局面を左右しそうだ。

株式情報更新 (2月6日)


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