三井住友トラスト ＨＤと三井住友信託銀行は、オルタナティブアセット等の運用において世界トップクラスの実績を誇るアポロ・グローバル・マネジメントと業務提携する。三井住友信託銀行は、アポロのオルタナティブアセット・ポートフォリオに15億ドル（約2000億円）を投資する。主にプライベートエクイティ、不動産、インフラ、クレジットなど低流動性資産に投資する。

アポロは既存ポートフォリオで約100億ドルを運用しており、新たなオルタナティブアセットポートフォリオには三井住友信託銀行の15億ドルを含め、他の出資者との合計は50億ドルとなる。アポロ全体の運用資産残高は、約5128億ドルと巨額。国内の低金利環境の継続や株式市場のボラティリティ拡大などで、長期に亘る安定的な超過リターンを生み出すオルタナティブアセットへ投資し、収益機会を多様化する。

また、アポロのファンドの特徴や運用ノウハウなどを蓄積した後、オルタナティブ投資をする国内向け商品の開発を検討する。個人でも購入しやすい商品を検討するようだ。