東海カーボンは2021年12月期の経常利益を169億円から226億円と33.7％上方修正した。自動車やタイヤ、半導体製造装置産業の需要回復で販売数量が増加し増益となる見通し。

また、2021年12月期第2四半期(1-6月)の経常利益は106.2％増の106億円となった。

主なセグメント別では、黒鉛電極事業の営業利益は91.9％減の1.2億円。黒鉛電橋の需要は増加ケイコも価格面では前年より低位で推移した。

カーボンブラック事業の営業利益は43億円(前年は▲1.08億円)。中国の自動車生産回復や世界的なタイヤ、自動車部品産業の需要回復で、販売量が増加した。

ファインカーボン事業の営業利益は30.8％増の45億円。半導体、太陽発電向け出荷が堅調。高付加価値消費であるソリッドSiCも世界的な需要増加で出荷が増加した。

東海カーボンの株価は0.56％高の1446円で推移している。