9月中間期売上を1520億円から1550億円、営業利益を65億円から80億円、純利益を25億円から33億円へ上方修正した。自動車販売の復調で、自動車用ランプや二輪車用ランプが回復しているだ。ＰＣ・タブレット向けの独自液晶バックライトは新製品投入もあり、計画を上回っている。

通期売上は13.2％減の3400億円、営業利益は20.8％増の300億円、経常利益は13.2％増の340億円、純利益は5.1％増の195億円を据え置いた。自動車ランプはホンダ向けの依存度が高く不透明要因だが、新型コロナウイルスに殺菌効果があることが認知され、深紫外線ＬＥＤの量産を始めている。スタンレーは深紫外線ＬＥＤ事業を25年3月期までに売上500億円、営業利益で100億円を目指しており、自動車依存の収益構造が変わる期待がある。