注目銘柄

    注目銘柄 2019/10/28 10:24
    (4063) 信越化学工業 半導体シリコンセクター好調で、過去最高益更新
    4-9月売上は0.7%減の7865億円、営業利益は0.6%増の2105億円、純利益は3.9%増の1650億円となった。通期売上1兆5500億円、営業利益4050億円、純利益3140億円は据え置いた。塩ビは米シンテック社の売上減もあり、13.3%の営業減益となったが、半導体シリコンは出荷が好調で11.8%営業増益となった。塩ビセクターは売上の32%を占め、営業利益の24%を占めるが、半導体シリコンセクターは売上で25%、利益で35%を占めている。

    フォトレジストについては韓国向けが輸出厳格化となったが、信越化学製品についてはいち早く輸出が許可されている。半導体シリコンウエハーは主力の直径300ミリの値上げが浸透しており、今期も過去最高益更新となりそうだ。半導体シリコンは長期契約主体で、業績安定感の評価は高い。20年度も90%以上が長期契約分の納入と見られいるが、さらに先の契約をしている顧客もあるという。市況産業でありながら、抜群の安定感がある。

株式情報更新 (5月17日)


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