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【米国株式市況】イラン軍事攻撃を5日延期、ダウ4日ぶり反発と原油急落が追い風
トランプ大統領がイランへの軍事攻撃を5日間延期すると表明したことで地政学リスクへの警戒がいったん後退し、幅広い銘柄に買いが入った。ダウは4営業日ぶりに反発し、46,208ドルで引けた。上昇幅は一時1,100ドルを超え、先週末からの急落分を相当程度取り戻した。
NYダウ平均 46,208.47(前日比 +631.00)
ナスダック 21,946.76(前日比 +299.15)
週末にトランプ大統領がイランのエネルギーインフラへの攻撃を48時間以内に行うと警告していたが、週明け23日の朝にSNS投稿で「米・イランは過去2日間、生産的な協議を行った」と述べ、攻撃の5日間延期を指示したと表明した。この報道を受け、WTI原油は約10%急落して88.88ドル付近に低下。原油高が株式市場に及ぼしてきた押し下げ圧力が一気に緩和し、リスクオンムードが台頭した。
米10年債利回りは一時4.39%台まで上昇して約7カ月半ぶりの高水準を付けたが、その後イランとの協議進展が伝わると低下に転じ、終値は4.33%付近まで下がった。金利上昇圧力の緩和も株高を後押しした。ドル円は158.41円と、有事のドル買いがやや後退しつつも円安基調を維持した。
今回の動きは地政学リスクプレミアムの急速な解消が連鎖したものだ。原油の急落がインフレ長期化への懸念を後退させ、米長期金利が午前の高値から押し下げられた。金利低下は割高感が続いていたグロース株の見直しを促し、ナスダックや半導体セクターへの資金流入につながった。
半導体セクターはSOXが+1.34%(7,773.13)と反発した。ブロードコムが+4.08%、アームが+3.43%と大幅高。エヌビディアも+1.72%と続伸した。ただしクアルコムは-1.19%と逆行安となった。クラウド・ソフトウェアではオラクルが+3.11%と上昇した一方、セールスフォースは-0.10%と小動きにとどまった。金融セクターはゴールドマン・サックスが+2.18%、JPモルガンが+1.16%と堅調。エネルギーセクターはシェブロンが+1.72%と上昇した。
原油は急落したが、地政学リスクの緩和によるリスクオン相場の恩恵を受ける格好となった。産業・素材ではキャタピラーが+3.05%、ホームデポが+3.16%と大きく上昇し、景気敏感株全般に買いが入った。ヘルスケアセクターはユナイテッドヘルスが-2.19%と下落し、医療費上昇への懸念が根強く、市場の反発局面でも売りが続いた。
マグニフィセントセブンではテスラが+3.50%と大幅高となり、地政学リスク後退に伴うリスクオンの流れを最も強く享受した銘柄の一つとなった。アマゾンは+2.37%と堅調。メタは+1.80%と続伸し604.38ドルで引けた。エヌビディアは+1.72%と小幅続伸。半導体セクター全体の反発を受けたが、クアルコムの逆行安が示すように選別色も見られた。アップルは+1.41%と小幅高。マイクロソフトは+0.35%、アルファベットは+0.39%にとどまり、この2銘柄は他のマグセブンに比べて戻りが鈍かった。
NYダウ平均 46,208.47(前日比 +631.00)
ナスダック 21,946.76(前日比 +299.15)
週末にトランプ大統領がイランのエネルギーインフラへの攻撃を48時間以内に行うと警告していたが、週明け23日の朝にSNS投稿で「米・イランは過去2日間、生産的な協議を行った」と述べ、攻撃の5日間延期を指示したと表明した。この報道を受け、WTI原油は約10%急落して88.88ドル付近に低下。原油高が株式市場に及ぼしてきた押し下げ圧力が一気に緩和し、リスクオンムードが台頭した。
米10年債利回りは一時4.39%台まで上昇して約7カ月半ぶりの高水準を付けたが、その後イランとの協議進展が伝わると低下に転じ、終値は4.33%付近まで下がった。金利上昇圧力の緩和も株高を後押しした。ドル円は158.41円と、有事のドル買いがやや後退しつつも円安基調を維持した。
今回の動きは地政学リスクプレミアムの急速な解消が連鎖したものだ。原油の急落がインフレ長期化への懸念を後退させ、米長期金利が午前の高値から押し下げられた。金利低下は割高感が続いていたグロース株の見直しを促し、ナスダックや半導体セクターへの資金流入につながった。
半導体セクターはSOXが+1.34%(7,773.13)と反発した。ブロードコムが+4.08%、アームが+3.43%と大幅高。エヌビディアも+1.72%と続伸した。ただしクアルコムは-1.19%と逆行安となった。クラウド・ソフトウェアではオラクルが+3.11%と上昇した一方、セールスフォースは-0.10%と小動きにとどまった。金融セクターはゴールドマン・サックスが+2.18%、JPモルガンが+1.16%と堅調。エネルギーセクターはシェブロンが+1.72%と上昇した。
原油は急落したが、地政学リスクの緩和によるリスクオン相場の恩恵を受ける格好となった。産業・素材ではキャタピラーが+3.05%、ホームデポが+3.16%と大きく上昇し、景気敏感株全般に買いが入った。ヘルスケアセクターはユナイテッドヘルスが-2.19%と下落し、医療費上昇への懸念が根強く、市場の反発局面でも売りが続いた。
マグニフィセントセブンではテスラが+3.50%と大幅高となり、地政学リスク後退に伴うリスクオンの流れを最も強く享受した銘柄の一つとなった。アマゾンは+2.37%と堅調。メタは+1.80%と続伸し604.38ドルで引けた。エヌビディアは+1.72%と小幅続伸。半導体セクター全体の反発を受けたが、クアルコムの逆行安が示すように選別色も見られた。アップルは+1.41%と小幅高。マイクロソフトは+0.35%、アルファベットは+0.39%にとどまり、この2銘柄は他のマグセブンに比べて戻りが鈍かった。
