堺化学工業は、全自動画像解析サービス「DeepCle（ディープクル）」を開発しており、6月末まで無料トライアルを実施しているが、22年内にも事業化する。粒子の画像とＡＩ技術を融合し、粒子に似た画像から対象物の大きさ・形状を自動解析するシステムで、粒子に限らず、農作物や食品中の気泡、繊維の断面などにも適用できる。粒子サイズや形状などの特徴を数値化できるため、データとして統計解析や機械学習等に活用できる。肌上のファンデーションや日焼け止めの粒子解析、毛髪の断面解析など、化粧品用途への応用も検討している。