1－6月売上は0.8％増の731億円、営業損益は58億円の赤字、最終損益は75億円の赤字となった。期初はスマホや携帯ゲーム向けタッチセンサーの不振は想定内としていたが、スマホの需要減は想定以上で、期初予想の売上が50億円下振れし、最終赤字も2倍近くに拡大した。

下期回復シナリオは撤回し、12月通期売上を1950億円から1800億円、営業利益を85億円から15億円、最終損益を60億円からゼロに下方修正した。ＮＩＳＳＨＡはアップルへの依存度が高く、ｉＰｈｏｎｅ不振の直撃を受けている。トランプ大統領が対中制裁関税第4弾の発動を決めたため、年末商戦への悪影響が懸念される。会社計画を下回る可能性は十分と言えそうだ。