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    押し目買い一気に噴き上がる、米国株は急反発 ダウ節目突破、ハイテクも買い戻し
    前日までの急落を受けた反動に加え、過度な悲観が後退したことで押し目買いが一斉に入り、相場は一転してリスクオンに傾いた。売られ過ぎていたハイテク株と景気敏感株が同時に買い戻され、指数は大幅高となった。

    NYダウ平均 50,115.67(+1,206.95)
    ナスダック 23,031.21(+490.63)

    2月6日の米国株式市場は、前日の下落で積み上がったショートポジションの巻き戻しと、値ごろ感を意識した実需の買いが重なり、主要指数がそろって急反発した。NYダウ平均は大幅高となり、心理的節目を突破。ナスダックもハイテク主導で反発し、前日までの弱気ムードを一気に払拭した。

    セクター別では、半導体・情報技術が上昇を主導した。AI関連の過度な警戒が後退し、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどが揃って上昇。前日に売り込まれていた反動が強く、指数への寄与度が高い銘柄が買われたことがナスダックの上昇を決定づけた。クラウド関連でもマイクロソフトが持ち直し、アマゾン・ドット・コムも下げ止まり感を示した。

    景気敏感株も強かった。資本財や素材、工業株に買いが入り、ダウ平均を押し上げた。前日に景気減速懸念から売られた反動が出た格好で、「景気悪化一辺倒ではない」との見方が広がった。金融株も売りが一巡し、指数全体の底上げに寄与した。

    この日は市場の方向性を決定づける強い経済指標の発表はなく、材料難の中で需給とポジション調整が相場を支配した。前日までにリスクオフが急速に進んでいたため、わずかな安心感でも買い戻しが膨らみやすい地合いだったと言える。米金利は大きな変動を見せず、株式市場にとって中立的な環境が、リスク資産への回帰を後押しした。

    要人発言についても、この日は米大統領やFRB幹部から相場を一変させる新たなコメントはなく、市場は政策ではなく価格そのものに反応した一日となった。結果として、指数全体がテクニカル主導で大きく戻す形となった。

    個別銘柄では、ハイテクと景気敏感の双方に資金が向かい、広範な銘柄が上昇した。一方で、前日に材料悪化が意識された一部銘柄には戻りの鈍さも見られ、全面的な強気転換というよりは「売られ過ぎ修正」の色合いが強い。

    ダウ構成銘柄では、アムジェンが前日比で2%を超える上昇となり、指数へのプラス寄与が最大となった。好調な業績見通しとディフェンシブ性が再評価され、急反発の象徴的存在となった。また、キャタピラーや3Mといった資本財株も上昇し、ダウ平均の大幅高を支えた。

    総じて2月6日の米国株式市場は、前日までの悲観が一気に修正され、ショートカバーと実需が重なった典型的な急反発局面だった。ただし、材料主導ではないため、上昇の持続力については今後の経済指標や企業決算を見極める必要がある局面でもある。

株式情報更新 (2月7日)


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