インド子会社のエア・ウォーター・インディアは、インド・チェンナイに酸素・窒素・アルゴンの液化ガス製造プラントを新設する。エア・ウォーターは、海外における産業ガス供給事業を全社成長の牽引役と位置付けており、中でもインドを重要戦略エリアとしている。インド政府が2030年度までに年間粗鋼生産能力を現在の倍以上となる3億トンにするという目標を掲げており、産業ガスも旺盛な需要が見込まれる。

液化ガス製造プラントを設置するインド南部エリアは、自動車関連産業の一大集積地で、電気自動車や電子部品関連の工場も数多く進出しており、インドで最も高い経済成長が期待されている地域。設計・製作から据付・運営までをエア・ウォーターグループで手掛けるインド初の自社プラントとなる。製造能力は、6900ノルマルリューベ（液化酸素：5100、液化窒素：1600、液化アルゴン：）で、建設開始は2023年10月、稼働開始は2024年10月を予定している。