ペプチド医薬品原薬製造のペプチスターへの出資と、ペプチド医薬品原薬製造システムの業務提携を発表した。横河電機は、2015年からペプチド原薬生産の製造装置となるフロー合成システムの研究開発に取り組んできた。低分子医薬品（第一世代）と抗体医薬品（第二世代）に続く中分子ペプチド医薬品（第三世代）の市場拡大を睨んでのことで、マイクロリアクターを活用した連続フロー系の技術を基盤技術として、効率的にペプチドを化学合成する装置を開発している。

マイクロリアクターはペプチスター設立当初に出資していた中村超硬が開発を断念し、2020年2月にペプチスター株式も売却していた。横河電機は合成装置と計測技術の両面から開発を進めており、製造過程の穴を埋める役割を担う。