みらかホールディングスの2020年3月期経常利益は43.9％減の64億円となった。減価償却費の増加や臨床検査事業で日赤事業の契約終了、大口顧客獲得へ先行費用が発生したことなどが影響した。

セグメント別では、受託臨床検査事業の営業利益は0.5％増の52億円。開業医や院内事業における新規顧客獲得や遺伝子関連検査をはじめとした特殊検査の新規項目等による検査数の増加などが寄与した。

臨床検査薬事業の営業利益は39.3％減の60億円。日赤事業の契約終了や大口顧客獲得に伴う先行費用の発生、新型コロナウイルスの影響による世界的な検査需要の減少などが影響した。

2021年3月期の業績予想は未定としている。ウェルネス・末病領域の事業拡大を加速させるなどの取組を推進する。

新型コロナウイルスの影響では、外出自粛要請などによる患者の受診抑制や医療機関からの検査受託数の減少などの影響があるとしている。

みらかホールディングスの株価は17円高の2892円で推移している。