４Ｇでは一つの基地局で半径数キロメートルをカバーできるが、５Ｇでは数百メートルしかカバーできない。自動運転車を考えると全国の道路網に基地局を張り巡らせる必要があり、短期では設置できない。そのため、通信各社は東京電力と電柱の上に共用アンテナを設置する実験を始める。これまで電柱へのアンテナ設置は一本につき1社が原則という非効率なものだった。実験で電波の安定性や干渉状況を確認する。

ＮＴＴドコモの場合、３Ｇ、４Ｇの基地局は合計で30万局しかない。電波の及ぶ範囲を考えるととても足らない状況にある。最近設置した基地局であれば、ソフトを更新することで、４Ｇから５Ｇに切り替えることも出来るが、対応出来る基地局は限られる。電波を中継する基地局が整備されなければ、５Ｇ対応スマホが出現しても、エリアが限られることになる。

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