注目銘柄

    ファイザー2026年第1四半期決算:22%成長の新製品が収益牽引、通期ガイダンスを再確認
    ファイザー(PFE)は2026年第1四半期に売上高145億ドル(前年比5%増、為替影響除くと2%増)、営業利益に相当する調整後利益は43億ドル(前年比18%減)、希薄化後EPSは0.75ドル(同18%減)を計上した。新型コロナ関連製品の収益減少を補い、PadcevやEliquis、Oncology biosimilars、Nurtec ODT/Vyduraなどの新規および買収製品群が22%のオペレーショナル成長を牽引。利益率はコスト増加の影響で悪化したが、販売管理費は効率化で4%減少した。GAAPベースの純利益は27億ドル(同9%減)、EPSは0.47ドル(同10%減)となった。COVID-19製品の減収が全体の利益圧迫要因となっている。
     
    通期のガイダンスは売上高595億~625億ドル、調整後EPSは2.80~3.00ドルの範囲で再確認。研究開発費は前年比増加し、特に腫瘍学と肥満治療分野に注力している。新規パイプラインの進展や20件前後の重要な治験開始予定が成長の支えとなる見込みだ。株主還元は配当を継続し、2026年の自社株買いは見送る計画。為替や特許切れによるジェネリック競争の影響を織り込んだ慎重な見通しだ。
     
    今回の決算は新製品群の高成長が収益拡大を支えた点が買い材料となる一方、利益率低下とCOVID-19製品の減収が利益面での重荷となっている。通期ガイダンスの維持は安定感を示すが、自社株買い見送りや利益減少傾向は評価見直しの要因となり得る。投資家は新製品の成長持続性とパイプラインの進展を注視するだろう。短期的には材料出尽くしの側面もあるが、中長期的には研究開発投資と新規承認が株価のカタリストとなる可能性が高い。

株式情報更新 (5月6日)


会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方