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(4519) 中外製薬 注射型から飲み薬へ、患者利便性高め希少疾患市場を拡大
(4519)中外製薬は、米バイオ企業ラニ・セラピューティクスとライセンス契約を締結したと発表した。中外の希少疾患向けバイオ医薬品にラニの経口製剤化技術を導入し、注射剤中心だったバイオ医薬品を飲み薬として開発・商用化する。服用の手軽さや通院負担の軽減につながり、患者利便性を高める狙いだ。
契約条件では、中外製薬がラニに契約一時金として1000万ドル(約15億円)を支払うほか、開発段階に応じ最大7500万ドル、販売進捗に応じ最大1億ドルの追加支払いの可能性がある。また、同様の条件で最大5品目まで対象を拡大できるオプションも設定しており、総額は10億ドル超に達する可能性がある。
業績面では、2024年12月期に売上高1兆1706億円(前年同期比5%増)、営業利益5420億円(同23%増)と増収増益を達成。主力の血友病治療薬「ヘムライブラ」が海外で伸びたほか、がん免疫薬「テセントリク」も堅調に推移した。2025年12月期は売上高1兆1900億円、営業利益5700億円を計画しており、2期連続の増益を見込む。配当も大幅増の1株250円を予定する。
ラニ社との提携は、注射型から経口型への転換を通じて希少疾患領域での競争力を一段と強化する布石となる。市場では「長期的に新たな成長ドライバーになり得る」との見方が出ている。
成長領域である希少疾患と経口バイオ薬の融合は中外の研究開発力を際立たせる。堅調な利益成長と高い株主還元姿勢も評価材料で、中長期的な株価上昇余地は大きい。
契約条件では、中外製薬がラニに契約一時金として1000万ドル(約15億円)を支払うほか、開発段階に応じ最大7500万ドル、販売進捗に応じ最大1億ドルの追加支払いの可能性がある。また、同様の条件で最大5品目まで対象を拡大できるオプションも設定しており、総額は10億ドル超に達する可能性がある。
業績面では、2024年12月期に売上高1兆1706億円(前年同期比5%増)、営業利益5420億円(同23%増)と増収増益を達成。主力の血友病治療薬「ヘムライブラ」が海外で伸びたほか、がん免疫薬「テセントリク」も堅調に推移した。2025年12月期は売上高1兆1900億円、営業利益5700億円を計画しており、2期連続の増益を見込む。配当も大幅増の1株250円を予定する。
ラニ社との提携は、注射型から経口型への転換を通じて希少疾患領域での競争力を一段と強化する布石となる。市場では「長期的に新たな成長ドライバーになり得る」との見方が出ている。
成長領域である希少疾患と経口バイオ薬の融合は中外の研究開発力を際立たせる。堅調な利益成長と高い株主還元姿勢も評価材料で、中長期的な株価上昇余地は大きい。