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(285A) キオクシア HD 岩井コスモが目標株価8,000円に引き上げ キオクシア先端メモリー量産へ
岩井コスモが目標株価8,000円に引き上げ キオクシア先端メモリー量産へ
(285A)キオクシアホールディングスは、AI(人工知能)関連投資の拡大を背景に株価が急伸した。岩井コスモ証券が同社株の投資判断を「A」に据え置き、目標株価を従来の5,700円から8,000円へ引き上げたことが材料視された。AIサーバー向けやデータセンター需要の増勢を背景に、フラッシュメモリーの収益改善が進むとの見方が強まっている。
日刊工業新聞は「キオクシアが2026年に第10世代NAND型フラッシュメモリーを量産する方針を固めた」と報道。四日市工場(三重県四日市市)を軸に設備投資を調整しており、先端メモリーでの先行者利益を狙う。微細化技術の進展により、高性能AIチップとの連携が可能になるとみられる。
2025年3月期決算では売上高1兆7064億円、営業利益4517億円と黒字転換を達成。26年3月期は売上高1兆4830億円、営業利益2400億円を計画する。NAND価格の調整局面を織り込みつつも、AI関連データセンター向けの高付加価値品販売が業績を下支えする見通しだ。当期利益は1,200億円と前期比で大幅減益ながら、安定した収益基盤の確立を目指す。
メモリー市場では、AI処理向けの高速・大容量ストレージの需要が急増している。米マイクロンや韓国サムスン電子との競争が激化する中、キオクシアは次世代品投入で差別化を図る構えだ。市場では「AI関連の設備投資拡大とともに、フラッシュメモリーの需給が再びタイト化する可能性がある」との見方が出ている。
AI需要を背景にメモリー市況の回復が進み、第10世代NAND量産による先行効果が期待される。短期的な利益調整を経て、中期的な業績拡大局面に入る可能性が高い。
(285A)キオクシアホールディングスは、AI(人工知能)関連投資の拡大を背景に株価が急伸した。岩井コスモ証券が同社株の投資判断を「A」に据え置き、目標株価を従来の5,700円から8,000円へ引き上げたことが材料視された。AIサーバー向けやデータセンター需要の増勢を背景に、フラッシュメモリーの収益改善が進むとの見方が強まっている。
日刊工業新聞は「キオクシアが2026年に第10世代NAND型フラッシュメモリーを量産する方針を固めた」と報道。四日市工場(三重県四日市市)を軸に設備投資を調整しており、先端メモリーでの先行者利益を狙う。微細化技術の進展により、高性能AIチップとの連携が可能になるとみられる。
2025年3月期決算では売上高1兆7064億円、営業利益4517億円と黒字転換を達成。26年3月期は売上高1兆4830億円、営業利益2400億円を計画する。NAND価格の調整局面を織り込みつつも、AI関連データセンター向けの高付加価値品販売が業績を下支えする見通しだ。当期利益は1,200億円と前期比で大幅減益ながら、安定した収益基盤の確立を目指す。
メモリー市場では、AI処理向けの高速・大容量ストレージの需要が急増している。米マイクロンや韓国サムスン電子との競争が激化する中、キオクシアは次世代品投入で差別化を図る構えだ。市場では「AI関連の設備投資拡大とともに、フラッシュメモリーの需給が再びタイト化する可能性がある」との見方が出ている。
AI需要を背景にメモリー市況の回復が進み、第10世代NAND量産による先行効果が期待される。短期的な利益調整を経て、中期的な業績拡大局面に入る可能性が高い。