カリウスは、2025年9月18日、新たな事業として、全国10社の送配電事業者と連携し、電力契約情報を活用した不正口座開設防止・継続的顧客管理の高度化、管理コストの低減を実現する「Grid Data KYC」の提供を開始すると発表した。

インターネットを介した金融取引が浸透している一方、口座の不正解説やなりすまし被害が急増している。また、金融活動作業部会(FATF)による第4次対日相互審査の結果、日本は「重点フォローアップ国」に指定され、特に口座開設後の「継続的顧客管理」の不十分さが指摘されていることから、金融機関や資金移動業者、クレジットカード事業者など特定事業者では、本人確認業務の重要性が増す一方、はがき郵送など従来型の確認手法に依存するため、管理コストが急増している。

「Grid Data KYC」は、従来型の確認手法よりも効率的、低コストで本人確認業務の遂行が可能になるとしている。

カリウスの株価は+24.01％の2582円で推移している。